【ホースバンド選びのポイントを徹底解説!】

 【ホースバンド選びのポイントを徹底解説!】

 

いつもご愛顧いただきありがとうございます。
今回は私たちの生活でも身近なところで使われている「ホースバンド」をテーマに取り上げてみました。
今回のコラムを通じて皆様のホースバンドへの理解が少しでも深まりましたら幸いです。


《ホースバンドとは?》

ホースバンドとは、ホースや継手(管)などを固定して留めるための部品で、ホースクランプとも呼ばれます。
燃料供給ラインや園芸プラントの散水システム、電気ケーブルや配線の束のまとめを主として、自動車・建設・工業・農業・医療などの分野で、サイズ・素材・固定方法の違う多種多様な製品が幅広く使用されています。
また、私たちの生活の場面でもよく使われていて、ガスの元栓・水やり用のホース・雨樋の配管の連結の補強など、一般的には流体をコントロールしたい場面で、漏出を防ぐためにホースバンドが使われることが多いと思います。

ホースクリップとの違い
一般的にはホースバンド(ホースクランプ)は「ホースクリップ」と呼ばれることもあります。
ホースクリップはバンド部が自身のバネ力だけで締め付けを維持して留め置く(力をかけて広げて通し、力を開放しても締結物のサイズより小さい元の形状に戻ろうとする力を利用した)クリップ形状のもの、また、素材が金属以外の商品でそう呼ばれることがあるようです。

ただ、ばね業界でいう基本形状区分の「圧縮ばね」の中に例えば明確に「弁ばね」と分類されるものの定義があるのとは別で、ホースクリップは製品名(呼び名)が一般名詞化したものらしいですが、ホースバンドと材質・形状・使用方法等の違いで分類分けするような定義はないようです。
ほぼホースバンド全般を示す呼称の一つとして使用されています。


《ホースバンドの規格や種類について》

ホースバンドはホースや継手を固定するためのものですが、固定方法やバンドの形状の違いで様々な種類があります。
固定方法では大きく分けて2つの種類があります。
ネジ式とクリップ式で、ネジ式はネジを締め付けて固定するものです。
クリップ式はバンド部の元の形に戻ろうとする力だけでホースを保持します。
他にバンド部の材質と形状にも種類があります。
一般的には強度と耐久性を得るために金属製の薄い平板が使用されますが、特定の条件によっては鋳物やプラスチック、合成材料で出来たバンドも使用されます。
また、バンド部分の形状は蛇腹状のホース類にマッチできるように線材を使用したものもあります。
このようにいろいろありますが、それぞれの種類についてご紹介していきます。

ネジ式(1本締め付け)
ネジ式と呼ばれるネジ1本を締め付けて使用するこのタイプはもっとも一般的な種類で、手軽で確実にホースを固定できます。
ホースの固定以外では、車のエンジン周りの部分の固定やガスコンロの配管などに使われています。
ネジは工具を使って締め付けるものと、手で簡単に締め付けられる指ネジ式もあるので、取付箇所の使い勝手で選ぶことができます。

ネジ式(インターロック:2本締め付け)
締め付けを行うネジが2本ついているタイプです。俗にインターロックと呼ばれます。ホースバンドの耐圧性を高くしたい場合によく使われます。
インターロックバンドは両ネジ式とも呼ばれ、ホースと継ぎ手を挟むような形で強力に固定できます。
ホースクランプと名づけられている商品は、この両ネジ式であることが多いです。
本体が頑丈に作られているため、圧力が強いものに適しています。
油圧ホースや高圧ホース、エアーホース、ブレーカーホースを取り付ける際によく使用されるバンドです。

クリップ式
クリップ式のホースバンドは取り付け後の工具による締め付けは必要なく、作業性に優れ、工具の届きにくい場所で手軽に使うのに便利です。
そのため自動車の製造ラインなど効率が求められる環境でよく使用されます。

線材バンドのホースバンド
細い2本の金属製ワイヤーを2本使ったタイプのホースバンドです。
蛇腹ホースなど凸凹があるホースの溝に入り込む形でしっかりと締め付けが行なえます。
締付力は薄い平板状のものよりも弱くなります。


《ホースバンドの選び方の基準となるポイント》

 

ホースバンドを選ぶ基準としては、
 ①サイズ
 ②材質(使用環境/耐久性)
 ③固定の仕方(作業性) という3点が挙げられます。
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

ホース・管のサイズに適しているか
ホースバンドのサイズは、使用するホースや管のサイズに適合している必要があります。
バンドが適合していないと、留め具としての機能しない可能性があるからです。
大抵の商品は取付範囲が定められていますので、適切なサイズをチェックして選びましょう。

材質が使用環境に適しているか
ホースバンドは耐久性が求められる製品であるため材質選択が重要です。
一般的には鉄鋼やステンレス材が使用されますが、使用環境によっては耐食性等が求められる場合があります。
耐候性が必要な屋外での使用や、長期間使用する場合の耐摩耗性や耐熱性など、特殊な環境に対応できるかを確認しましょう。

固定の仕方が適しているか
ホースバンドは、簡単で一般的な工具で取り扱いやすいものを選ぶと作業効率が向上します。
また、高温・高圧での使用など、用途に合ったバンド選びや、十分な締結力が得られるか確認しましょう。
取り付けの際に他の部材と干渉しないかも確認するとよいでしょう。


《まとめ》

いかがでしたでしょうか?
ホースバンドは専門的な工業部品としてだけでなく、家庭でも多く使用されている部品です。
あまり目立つ存在ではありませんが、我々の生活に無くてはならないと言っても過言ではないですね。

ホースバンドには様々な種類があることが分かりましたが、用途や作業環境、使用状況を明確にすれば適した製品も選びやすくなります。
ホースバンドの活用に不安がある方は、製造業者に直接問い合わせて自社のニーズをすり合わせながら特注するという選択肢を取ることをおすすめいたします
特注ばね即納.comでは【お問い合わせ・お見積り】【お問い合わせ~納品まで】から問い合わせができますので、是非ともご活用ください。