ガータスプリング
密着巻きのコイルばねの両端を連結し、環状にして締め付けに用いられるばね。オイルシールなどに用いられている。
密着巻きのコイルばねの両端を連結し、環状にして締め付けに用いられるばね。オイルシールなどに用いられている。
ばね板に曲率を与えるプレス又はロールのこと。
CarbonFiberReinforcedPlasticsの略で、有機合成繊維、たとえばアクリル繊維などを炭化させた繊維を強化材として用いられるFRPを素材にしたばね。
ばね板の端部を丸く巻くこと。一般に目玉巻きともいう。
円筒又は円柱状の容器を回転させてブラストやショットピーニング加工を行う機械。
外面の直径あるいは外側の径、一番大きな箇所の直径のこと。
外径を測定するマイクロメータで、アナログ式とデジタルとがある。
引張ばねなどのフックが環状でなく、口部が開けてあること。
線材などを引き出したり巻き取るための枠。単にリールスタンド、巻取り装置、かせ枠などともいう。
引張ばねなどの回転するフックのことで、一般的にはコイル部の先端を絞り、ボルトや先端を環状に成形した線細工を挿入し、フックが回転できるようにした構造のもの。
断面の形状が正方形の形をした線または線材。
コイル径より大きな外径のフック。
形状が四角形をしたばねの総称で、線細工したものや四角形の形をした圧縮コイルばねなどがある。マガジン用のばねなどは代表的な角ばね。また、角断面線を用いた圧縮または引張ばねをいう場合もある。
金属が加工によって変形すると、硬く脆くなる現象。
圧延加工などによって所定の硬さに硬化させた帯状の材料で、ばね用ステンレス鋼帯などがある。俗に硬引材などともいう。
重ね合わせた2枚以上のばね板で構成されたばね。
重ね板ばねの端末部を目玉にせずに、平面あるいは曲面形状にして荷重支持点を滑らせるように設計された重ね板ばね。
半楕円ばねでは、センタピンまたはセンタボルト位置の最小子板の使用時に圧縮応力を生じる面から、両目玉中心または荷重支持点間を結んだ直線への垂直距離。楕円ばねでは、胴締めの最外側面間の距離のこと。
重ね板ばねの性能や出来栄えを試験・検査するための機器で、荷重・疲れ・耐食・硬さ試験機などがある。
外輪は内側に、内輪は外側に傾斜がある摩擦面をもった輪状のばねを重ね合わせたばね。通称、入れ子形輪ばねのこと。
機械や構造物が外部から受ける重さ。単位はN。
制限荷重に安全率を乗じた荷重。
荷重のかかる軸中心を表す直線。
ばねなどの荷重を調べる試験で、静的試験と動的試験がある。
重ね板ばねのセンタボルト締めしたナット側の平坦部分の長さのこと。
ばねなどの荷重、トルク、ばね定数を各種測定器で測定すること。
ばねなどの荷重、トルク、ばね定数を測定する機器・装置のこと。
ばね特性を表す荷重とたわみ(変形またはひずみ)の関係を表した曲線。
摩擦ばねの荷重釣合いのことで、輪ばねなどでは軸方向圧縮力に対して、外輪、内輪の接触面での力の釣合いが摩擦角と同様に重要。
引張ばねの荷重とそれに伴う伸び(たわみ)との関係を表す曲線。
荷重の方向は一定であるが大きさがある限度を繰り返す回数。繰返し荷重数ともいう。
プレス加工における型のキズまたは押出または引抜材表面に現れる線状の細かい凹凸のこと。ダイマークともいう。
圧延、引抜き加工などにおいて、高い減面率で加工したままの硬い線のこと。
ゼロと最大値またはゼロと最小値との間を繰り返す応力のこと。
片振り応力(ゼロと最大値またはゼロと最小値との間を繰り返す応力)が作用するときの疲れ限度。
片振りの引張応力の時の疲れ範囲のこと。または限度の範囲をいうこともある。
一端が固定されている梁。
一端が固定されている梁の長さ。
板金加工用やダイカスト用の金型に用いるばね。
鋼を低温加熱すると加熱温度によって黄色または青色に変化する。その過程で褐色になるこの色のこと。
重ね板ばねの端末が目玉でなくたわんだときに支点が移動できる平らな端末。
引張コイルばねの鍵部形状のことで、一般的には円形状であるが、使用目的によって、その鍵部(掛け部)を角形にしたもの。
細い鋼線を編んで作った金網を圧縮成形したばね。一般にワイヤメッシュスプリングと呼ばれている。
ショットピーニングにおける圧痕面積と試験板の総面積との比を百分率で表したもの。
一般的にはショットピーニングの運転条件が定まれば、ショット粒度分布を一定にした場合に投射量、処理時間の組合せによって管理する。
ばね座などの研削加工機の両面研削盤の下側に取り付ける研削砥石のこと。
FRPばね(FiberReinforcedPlastics)のことで、ガラス繊維を主な強化材とする低圧成形用熱硬化性樹脂ばねのこと。
一般にガラス繊維を強化材とした合成樹脂素材のばね。
ばねでは引張ばねのフックなどのこと。
引張ばねのフックや板ばねなどの目玉などの基準線あるいは基準面からの位置。
引張ばねのフックや板ばねなどの目玉などの形状のこと。
研削加工には湿式と乾式があり、ばねの端面研削の場合乾式が多い。
輪ばね、皿ばね、引張ばねのフックなどの環形状したものの直径のこと。
ストップカムとストッパーとの衝突的な衝撃を緩衝ゴムとともに吸収するためのばね。
衝撃緩衝用ばねの総称。
引張ばねのフックなどの曲げ成形始めのこと。
鋼をオーステナイト化温度から急冷して内部まで硬化させる操作。
国際規格、国家規格、団体規格、社内規格などで標準化(規格化)されたばねの総称。
機器、装置に用いるばねの総称。
ダイヤルスプリングは、広義には円盤状のばねの総称であるが、狭義にはリブパッキングのエキスパンダ用に用いられる一列の舌を持ったリング状のばね。(菊型をした座金で軸受部などに用いられている)
ばねの材料の種類からいう名称で、流体ばねに属し空気や窒素ガスなどをゴム容器などに包んでばねとして使用するもの。
ばねの材料からいう名称で、金属材料を用いたばねの総称。
ばね材料の種類からいう名称で、空気など気体を利用したばねの総称。
疲れ寿命は平均応力と応力振幅の組合せによって影響され、その度にS-N線図を作成することが不便であるため、設計上の目安をつけるためにこの線図を用いる。ヘイの耐久限度線図は横軸に平均応力、縦軸に応力振幅をとり、応力の組合せで得られた耐久限や時間強度をプロットした線図。スミスの耐久限度図は横軸に平均応力、縦軸に上・下応力を取った耐久限度線図。
ばねの使用上の最大応力と最小応力がわかれば、材料の引張強さによって疲れ強さの評価ができる線図で、横軸に最小応力、縦軸に最大応力を取った線図。他に、ヘイ、スミスなどの線図がある。
ばねとばねを組み合わせたばねの総称。一つのばねで希望のばね特性が得られないとき、いくつかのばねを組み合わせて所要の特性を得るために行われる。
円盤状のばねを所定の荷重特性などに組合せて一組にしたものをいう。
自動車などのエンジンと変速装置が分離されたとき、これを戻すためのスプリングでコイルばねと皿ばねがある。
摩擦クラッチの動力を伝達させる部分、クラッチデスクの外周部に取付けられている摩擦板(フェーシング)の内側に取付けている扇形の薄板ばね。
品物をボルトなどで締め付ける代わりにばねの力を利用して固定するために成形されたばねの総称。
応力を作用させた状態において弾性ひずみ及び乾燥収縮ひずみを除いた歪みが時間とともに増大していく現象。
常温でばねを所定の高さまで締め付け、そのままの状態で行う低温焼きなまし。
ある一定の極大値と極小値との間を単純にかつ、周期的に変動する応力のこと。
動的に作用する荷重を動荷重といい、このうち繰返し変動するものを繰り返し荷重、大きさのみでなく向きも変わるものを交番荷重という。
重ね板ばねのばね板が相互に離れること及び横ずれすることを防止するための金具。
重ね板ばねのばね板が相互に離れること及び横ずれすることを防止するための金具を取り付けること。
重ね板ばねのクリップに用いる管状の部品。
重ね板ばねのクリップに用いる板状の部品。
重ね板ばねのクリップに用いるボルト。
歯付座金の一種で、内外径部に歯付座金のように歯形に打ち抜かず切り出した形状のもの。
コイルばねの軸方向の力を受ける場合、コイル内側において応力増加があるが、この応力補正式のこと。
形状記憶効果を有する合金。Ti-Ni合金、Ca-Zu-Al合金などがあり、ばねへの応用として通常のばねは弾性によって形状回復する性質を利用して、ダンパ開閉などのばねの素材に用いられている。
一般的に自動車、鉄道車両などの車体を支えるばね。シャーシばねともいう。
一般的に自動車、鉄道車両などの車体を支える重ね板ばねの総称。
製品加工の中の流れの一つである研削加工のこと。粗研削、中間研削、仕上げ研削などがある。
ばね鋼の表面を研磨または研削して所定の寸法に仕上げたばね鋼。
コードなどを使用のため引張り出した後、収納する時、巻き戻しをするのに使われるばね。
線や板などを巻き付けること。
コイリングするための工具のことで、旋盤方式では、コイリングレバー、芯金などをいい、コイリングマシンの場合、送りロール、ワイヤガイド、コイリングピン、芯金などの作業工具の総称。
線または板材に曲率を与えるピンのことで、一般的には丸棒に溝をつけたもので、コイリング方式によっては2本使用のものと1本使用の方式とがある。
コイリングピンの取付け、コイリング力の補強、コイリングピンの多目的利用のために使用される支え板。
巻きつける方式のことで、熱間または冷間成形とがあり、材料に曲率を与えてピッチ切断などを自動的に行うものと、芯金に巻付けて行う旋盤方式とがある。
コイルばねを冷間または熱間で成形(コイリング)する機械の総称。ばね成形機ともいう。
一般的にはピン方式を用いるが、太い丸線、板材、異形断面線などを用いるとき、ピンの替わりにローラを用い、材料を円滑に供給し、コイルの曲率を与えるために用いるローラ。
一般に導線を輪状(環状)の形に巻いた物。
組合せばねの外側コイルの外径。または、圧縮ばねや引張ばねなどの線の外側の一番大きな箇所の直径のこと。
組合せばねの外側のばねの内径と内側に入り込むばねの外径との最小距離のこと。コイルピッチの最小のことをいう場合もある。
コイルばねの中心線を含む断面で互いに隣合うコイル中心線に平行な材料断面の中心距離。
コイルばねの径のことで、外径、内径および中心径(コイル内径と外径との平均値でコイルばねの設計に用いる値)がある。
異形断面ばねの設計式に用いる線断面の重心線により決定されるコイル平均径。
コイル状のばねの総称で、圧縮コイルばね、引張コイルばね、ねじりコイルばねなどがある。巻きばねともいう。
コイルばねの端末のことで、圧縮ばねの場合、クローズドエンド、オープンエンド、ピックテールエンド、タンジェントテールエンドなどがある。座巻きともいう。
圧縮コイルばねの端面(座部)の一種であって、コイル端面が研削された形状のこと。
コイルばねの計算式に用いるコイル内径と外径の平均値。
コイル状のばねの総称で圧縮コイルばね引張コイルばね並びにねじりコイルばねなどがある。
加熱した圧縮コイルばねを自由高さ調節装置および変形防止装置によってプレスしたまま焼入れする機械。
コイルばねの計算式に用いるコイル内径と外径との平均値。
引抜き加工によって硬化させた線の総称。
一般に鋳鉄や鋳鋼の粒をいい、鋼製のショットの総称。ショットブラストなどに用いられる。
ばねの材料からいう名称で、合成樹脂材料を用いたばねの総称。プラスチックばね、樹脂ばねともいう。
ショットピーニングを施すときに用いる投射材の鋼製ショットの総称で、鋳鋼ショットと鋼線ショット(カットワイヤ)がある。
ばねの材料の種類からいう名称で鋼を素材にしたばねの総称。
鋼線の総称で、熱間と冷間があり、一般に熱間圧延された線材を常温引抜きまたは圧延された軟鋼線と硬鋼線とがあり、ばね用は硬鋼線を用いている。
板材を帯状に圧延または切断(スリット加工)したものの総称。
環境温度変化に対して、常にばね定数を均一に保つため、弾性係数の温度変化を抑制したばね用の合金材料。Elinvar、Ni-SpanCなどがある。
応力の増加に伴ってひずみが増加する時の応力で、応力-歪線図において曲線の勾配がゼロになる点に相当する。
降伏応力と同義。
引張試験の経過中、試験片平行部が降伏し始めたときから、ほぼ一定の応力状態でひずみが増加し、次になめらかに応力が増加し始まるまでの標点間の長さの変化の標点距離に対する百分率。
引張強さに対する降伏点(通常上降伏点)または耐久の割合。
粘着剤の主要成分。常温ではゴム状弾性を有し、凝集性を与える高分子材料(天然ゴム、各種合成ゴム、アクリル樹脂など)を用いたばねの総称。単に樹脂 ばねという場合もある。
親子重ね板ばねにおいて荷重の増加とともに補助的に働くばね。
ばねの材料の種類からいう名称でゴムの弾性を利用するばね。
プロポーショニングバルブ(インレット液圧に対し、アウトレット液圧を一定の比率で減圧するバルブ)の作動液圧を設定するばね。圧縮コイルばねが用いられている。