特注ばねのご注文

特注ばねの注文って案外簡単!

いつもご愛読いただきありがとうございます。
本日のコラムでは、特注ばねのご注文について解説いたします。

「特注」という響きから少し複雑なものかと誤解されがちではありますが、今回のコラムでは「特注ばねの注文」について正確に解説いたします。

1. そもそも特注ばねとは?

「特注ばね」このように言うとなにか特別なもののように感じてしまいがちですが、世の中で稼働しているばねのほとんどが、特注ばねと分類されるものだということをまずご理解いただくところからお話ししたいと思います。

「特注ばね」このように言うとなにか特別なもののように感じてしまいがちですが、世の中で稼働しているばねのほとんどが、特注ばねと分類されるものだということをまずご理解いただくところからお話ししたいと思います。

そもそもばねにおける「特注」という考え方自体があいまいなんですね。
ばねについては素材などに規格は存在しますが、寸法や力に関しては規格の考え方が決まっているわけではありませんし、耐久力なども計算式はあってもそこに対する考え方は各会社さんによって様々です。

良い言い方をすれば自由な発想をもとに設計をし、製品とすることができる。そんな製品がばねという物のカテゴリーになるわけです。
ですから、現在では様々なメーカーさんがカタログ規格品としてばねを掲載していますが、どれも似通っているようで若干の数値の違いがあり、ほとんど同じ様に見えて、実は違う製品だったりもするわけです。

逆に
「あと少しこうしたい」、「カタログから探すのが面倒」、「ばねは手元にあるけどもこれが何なのかよくわからない」もしくは、「設計も自分でできるからそれに合うものが欲しい」
などなど、
様々な理由で作られたものが今世の中に出回っているばねとなり、それのほとんどが、どこかの会社が規格化しているばねではないということになります。

もちろん規格のばねもたくさん存在しますが、弊社の売上比率でみてもまだまだ規格品は2割にも満たないです。
よって、「特注」という言い方は固いですけども、実際はほとんどのばねが特注であり、またむしろ普通の「ばね」として考えていただけたらと思います。

2.では特注のばねの注文は難しいものなのか?

 

ここまでの解説を聞くと、「特注ばねの注文は難しいのではないか?」という疑問もあるとは思います。

前段にも触れましたが、ばねという製品の性質上、自由に設計ができてしまうものであるため、お客様の要望にも固定概念がありません。
よって様々な要望に応えられるようばねの各メーカーの営業には、発案から設計まで、色んなことに対応できるような人材が多いです。

そのため特注のばねを頼みたいとお考えのお客様はそんなにかたく考えず、まずはメールでも電話でもお気軽に相談することから始められることをお勧めします。

図面があればそれでご対応できますし、無くてもマンガ絵やポンチ絵でも構いません。現物をお持ちならそれでも検討できます。なんとなくの寸法の提示だけのお話からでも結構です。
各メーカーの担当をうまく利用してお客様にとって最適なばねを手に入れていただければよろしいのではと思います。

色々書きましたが、「特注ばね」の注文はさほどハードルは高くなく、簡単にできるということになります。むしろ規格品で安いものが他にないかなども相談しながら、うまくメーカー担当を利用して、手軽に早くいいばねをお客様が手にできるように思っています。

3. まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回のコラムでは、特注ばねの注文について解説いたしました。

特注ばねの注文について、その実態をお伝えできていれば幸いです。本文でもお伝えした通り、特注ばねのご注文は簡単です。

そのため、「このようなばねが欲しい」、「こんなばねがあればいいな」、「持っているばねと同じものが欲しい」
などざっくりした段階から、お気軽にばねメーカーに相談することをおすすめします!

また、特注ばね即納.comでは、ばねに関するあらゆる相談を承っております。
ご相談やご不明点などがございましたら、ページ下部よりお問い合わせいただければと思います。